【日給月給制】とは、1日を計算単位として定められた額(日給)を支給する給与形態です。
働いた日数によって給与が決まります。
遅刻・早退をした場合、その分が給与から控除されます。
- (例)日給1万円で15日働いた場合、月給15万円を支給する。
- (例)2時間遅刻した場合、日給1万円から2時間分控除した額を支給する。
目次
|計算式の一覧
・残業手当
・深夜手当
・休日手当
■ 固定項目
・日給
-
基本給を計算するために使われる単価のことです。
- このページでは、固定項目で作成した日給(単価)を計算式に用いて説明しています。
■ 従業員に【日給】を設定します。
マスタ設定[基本] → 従業員画面 へ移動します。
対象の従業員の更新画面(又は新規作成画面) →給与情報タブを開きます。
レイアウト外の給与項目に項目名【日給】を選択し金額を入力します。
給与項目画面で「固定項目」で登録した項目が選択できます。
※入力ができましたら必ず最後のタブまで進み、更新ボタンを押してください。
■ 変動項目
- 変動項目設定の枠内に、会社が登録した「固定項目」、アルテミスで用意している「集計区分」をプルダウンから選択または手入力して、計算式を作成します。
- 計算式では、足し算(+) 引き算(-) 掛け算(*) 割り算(/)を使用してください。
- このページで計算式に利用している[一日の所定労働時間]は、従業員の所属している事業所に登録された所定労働時間を見ています。事業所の所定労働時間と実際の所定労働時間が異なる場合は、固定値(8など)を計算式に入力してください。(例)残業手当:[日給]/8*[法定外労働時間]*1.25
|計算式の一覧
・基本給
[日給]*[所定労働出勤日数]
- 有給休暇を基本給に含んで給与を支給する場合は以下の計算式で作成します。
([日給]*([所定労働出勤日数]+[有給日数]))+([日給]/[一日の所定労働時間]*[有給時間数])
■([日給]*([所定労働出勤日数]+[有給日数]))では通常年休の有給分を計算
■([日給]/[一日の所定労働時間]*[有給時間数])では時間有給分を計算
- 有給休暇は別の手当てとして支給する場合は以下の計算式で、基本給とは別に作成します。
([日給]*[有給日数])+([日給]/[一日の所定労働時間]*[有給時間数])
・残業手当
[日給]/[一日の所定労働時間]*[法定外労働時間]*1.25
・60時間超割増(60時間を超える時間外労働の計算)
[日給]/[一日の所定労働時間]*[60時間を超過した法定外労働時間]*0.25
- 50%以上の割増率になるため、残業手当の0.25と合わせて0.5になるよう設定します。
- ※中小企業は2023年4月から適応されます。
・深夜手当
[日給]/[一日の所定労働時間]*[深夜労働時間]*0.25
・休日手当
[日給]/[一日の所定労働時間]*[法定休日労働時間]*0.1
- 法定休日に出勤する場合割増率は35%ですが、その内25%は残業手当で計算されるため、休日手当としては10%(*1.1)を計算します。
・遅刻/早退控除
[日給]/[一日の所定労働時間]*[遅刻時間+早退時間]
◆遅刻と早退をそれぞれ計算する場合…
・遅刻控除
[日給]/[一日の所定労働時間]*[遅刻時間]
・早退控除
[日給]/[一日の所定労働時間]*[早退時間]
控除する給与項目は、符号を「ー」に指定します。
・休業手当(使用者の責に帰す休業日)
[日給]*[休業]*0.6
-
休業中に支給する割合(6割以上)を入力します。
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その他設定と注意事項:給与計算 休業手当の作り方
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